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宮本充のきまぐれ週報2

リフォーム

分とご無沙汰してしまいました。
「セリフ覚え2」以来、すっかり間があいてしまいました。
プライベートで、ちょっと大変なことがありまして。
人生で21回目の引越しをしたのです。
と言っても、プチ引越しです。
自宅を急にリフォームすることになりました。
期間は約2週間。
その間、家の中を空にしなくてはなりません。
しかし、完全に空にするのは大変なので、食器棚やタンス、本棚などは、そのまま置いておくことに。
ただし、中身は全て空に。
段ボール箱に詰めるのに、一週間ほどかかりました。
いい機会だと思い、ほとんど着ていない服や、読まない本を処分することに。
狭い家の、どこにこんなにあったのかと驚くほどの物が出て来ました。
古着はリサイクルに。
本はブックオフに。
そして、残った段ボール箱の山を、レンタカーのワゴン車に積み込み、ウィークリーマンションに。
初めての街で、2週間の仮住まい中です。
いころは引越しが好きでした。
新しい家に着くと、荷物の紐をほどくより先に、まず、その街がどんなところか、わくわくしながら歩き回ったものです。
しかし、今回はそういうこともなく、早く自宅に戻りたいとばかり思う毎日。
年をとったのかな…。
自宅に戻ったら、「セリフ覚え3」を書きます。



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  1. 2012/07/29(日) 22:32:08|
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セリフ覚え(2)

居の稽古期間は、だいたい40日間です。
まず最初は「読み合わせ」
皆、机の前に座り、台本を読みながら稽古をします。
それが、1週間ほどあり、その次が「粗立ち」
場面ごとに、登場、退場の方向や、歩く、座る、立つなどの簡単な動きを確認していきます。
以前は、粗立ちの時には、役者はたいてい台本を片手に持ちながら稽古をしていました。
それが最近は、殆どの役者がセリフを覚えて台本を持たずに(これを台本を離すといいます)稽古をするようになりました。
粗立ちの時は無理でも、その後の立ち稽古の時には、もう台本を持っている役者はいません。
いいことだと思います。
その分、相手や周りを、ちゃんと見ることが出来るのですから。
心の余裕も生まれます。

かし、僕が劇団に入った頃は、そうではありませんでした。
逆に、粗立ちの時に台本を離していると、変な目で見られるようなところがありました。
当時は、「セリフというものは、ちゃんと自分のものにして感情が入らないと、覚えるものではない」という考えがあったようで、初日間際までセリフを覚えない人もいました。
稽古の中で、相手役を使ってセリフを覚えているようなものです。

僕は、それがとても嫌でした。
相手役がセリフに詰まり、目が宙を泳ぐ。
お互いの感情が途切れ、緊張感がなくなる。
この繰り返し…
セリフを覚えておけば、もっといい稽古が出来るのに!
いつもそう思ってました。

んな時、ある大ベテランの先輩が、粗立ちの時から台本を離しているのを見たのです。
後で、スタッフの人から、その先輩の話を聞きました。
先輩は、こう言っていたそうです。
「欧米では、役者は皆、稽古の初日にはセリフは全部覚えて来る」
「セリフを覚えることと、自分のものにすることとは、別の作業」
それを聞いて、僕は得心がいきました。
その話が、劇団内に広まったのか、いつの間にか、立ち稽古で台本を持っている人は、殆どいなくなったのです。
劇団の伝統というのは、変わっていくものなんだなと思います。

て、もちろん僕は、稽古初日には、セリフを全部覚えて臨むのですが、セリフを覚える時に、なぜ意味を考えずに、「棒読み」するのか。
それはまた今度。

壁投げのやり過ぎで、指の根っこが痛くて、キーが叩けません…!




  1. 2012/07/04(水) 23:20:33|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0

セリフ覚え(1)

ヶ月前。
劇団の賛助会、「すばる倶楽部」の会員の皆さまを招いて、「お茶会」を開きました。
東京駅の近くのお店を借りきって、ごくごく少数の会員の方をお招きし、お茶とケーキで、2時間ほど、おしゃべりをしました。

あるお客さまのテーブル席に座った時、こんな話が出ました。
「宮本さんって、セリフを覚えるのがとても速いそうですね」

実は僕は、セリフ覚えが速いので有名です。
その噂が、どんどん大きくなり、吹き替えの業界では、「宮本は台本をパッと見ただけで、写真を撮るように頭に入ってしまうらしい」なんて言われているそうで、それは大袈裟ですが、でも若い頃は、台本を数回読めば覚えられました。
さすがに最近は、そうはいかなくなりましたが、それでも、他の人に比べれば、かなり速い方だと思います。

「そうですね、確かにセリフ覚えは速いんです」
そう答え、僕はその後、こう続けました。
「でも、その覚え方が、ちょっと邪道でして…」
残念ながら、そこで時間切れとなり、僕は別のテーブルに移ることに。
そのお客さまに、「この続きはブログに書きますので読んで下さい」
そう言って席を離れました。

あれから、数カ月たち、やっと、その話の続きを書きます。
お茶会のお客さま、大変遅くなりました。
御免なさい!

のセリフの覚え方は、ちょっと邪道です。
セリフの意味を考えずに、ただ、ダーッと覚えてしまうのです。
ここで言う「意味」とは、その人物の感情的な意味です。
「この人は、どういう気持ちで言ってるのか」
「なぜ、このセリフを言うのか」
そういうことは一切考えません
極端な言い方をすれば、記号のように覚えてしまいます。
「棒読み」ならぬ「棒覚え」

う~ん、こうやって書くと、なんかヒドイ話ですね。
すみません、今日はここまでにします。
この話、ちょっと、長くなりそうなので。
それに、慎重に書かないと誤解を招きそうなので。
言いたいことを整理してから書くことにします。

続く!

  1. 2012/07/01(日) 01:59:20|
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