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宮本充のきまぐれ週報2

猛暑の中で

あ、気がつくと、前回、ブログを書いてから、3週間もたってました…
こう暑い日が続くと、何もする気がなくなります。

山口県の柳井市で、「親の顔が見たい」の千秋楽を迎え、横浜の自宅に戻ると、恐ろしい猛暑が待ってました。
中国地方にいる間、関東は結構涼しいと聞いていたのに…
猛暑が僕らの後をついてきたような感じです。

金魚ちょうちん

自宅で泳いでいる金魚の提灯。
柳井市の名物です。
千秋楽のカーテンコールで頂きました。
この金魚を見ると、旅の暑さを思い出します。
あれ?西大寺の五福座に掛かっていた提灯も金魚だったような…

月13日(火)に、劇団対抗の野球大会がありました。
14日(水)もあったのですが、昴は一日目で終わりました。
ここ3年、初戦敗退が続いています。
クジ運も悪いのです。
去年に続き、今年も優勝チームと初戦で当たってしまいました。
でも、こう負けが続くと、責任を感じます。
全て、僕が敗戦投手ですから…
今年は13対5の惨敗。
打ちこまれて、暑さでフラフラになり、最後はピッチャーを代わって貰いました。
旅先でも、戻って来てからも、あんなに壁投げしたのに!

今年の負けは、精神的にかなり引きずっています。
いつも、試合で負けると数日は芝生を見るのも嫌になるのですが、今年は、10日たってもまだそれが続いています。
高校野球も見る気になりませんでした。
息が詰まるような気がして。

この10日間、夏バテと闘いながら、ぼんやり考えていました。
自分の限界を、そろそろ見極めるべき時がきたのかなと。
そろそろピッチャーは若手に譲って、ファーストあたりをのんびり守った方がいいんじゃないかと。
大体、いい歳して、公園でひとり壁投げなんて、恥ずかしいじゃないか!と。

でも結局…
9月になって、すこし涼しくなったら、やっぱりまた始めるんだろうな…壁投げ。
分かってるんです。

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  1. 2013/08/23(金) 01:40:19|
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上り調子

月28日から31日まで、岡山市の西大寺に滞在していました。
毎年2月に行われる「会陽(えよう)」という裸祭りで有名な西大寺(さいだいじ)というお寺のある門前町です。
吉井川という大きな川と、街中には、西川という小さな川が民家の間を縫うように流れています。
この街で、色々な人に出会いました。

街に到着した日。
会場の公民館の付近を散策しました。
公民館は、吉井川と、吉井川と平行して流れている小さな川との間にあります。
小さな川沿いを歩いていると、おばあさんが話しかけてきました。
話好きな、82歳のおばあさん。
色々な話を聞かせてくれました。
公民館のある場所は、昔は吉井川の中州だっだが、水害が多いため、一方の川をせき止めて、中州を地続きにしたこと。
せき止める前は、この川で子供のオムツを洗ったこと。
公民館が出来る前は、中洲には毎年サーカスが来たこと。
胆石の手術が辛かったこと。
今は息子さん夫婦と一緒に住んでいること。
夕暮れ時の川沿いで、小一時間、立ち話をしました。
雨が降り出したのでお別れをし、おばあさんは、近くの民家に入っていきました。
黄昏時、見知らぬ土地での、おばあさんとの出会い。
そのおばあさんが、死んだ祖母によく似ていたので、別れた後、僕は、この出会いが夢か幻だったように思えてきました。
翌日。
舞台を終えた後、ホテルまでの帰り道。
おばあさんが入っていった民家の前を通りました。
初老の息子さんらしき男性が、家の前で車の掃除をしていました。
僕は、おばあさんとの出会いが現実だったことを確かめたい気持ちになり、その男性に話しかけました。
もし、「お袋ですか?ずいぶん前に他界しましたよ」なんて言われたらどうしよう…と思いながら。
男性は、「そうですか。それはそれは」と言いながら、家の前にある「浜倉の榎(えのき)」という有名な大木の話をしてくれました。
親子で話し好きでした。

翌日の夕方。
西大寺での2ステージを終え、ホテルに戻った後、人気のなくなった公民館に再び出かけました。
裏の野球場に壁投げをしに行ったのです。
壁投げをしていると、自転車に乗った高校生らしき男の子が現れました。
坊主頭で真っ黒に日に焼けて、自転車のかごにはグローブが入っています。
聞くと、岡山東商業高校の野球部の一年生で、午前中に降った雨のため、グランドが使えず練習がなくなり、壁投げをしに来たとのこと。
ピッチャーだというので、カーブを投げてくれと頼みました。
最初は、ちょっと怪訝そうな顔をしていましたが、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークと、色々な球種を見せてくれました。
ついでに僕のピッチングも見てもらい、最後に、携帯電話でツーショットの写真を撮って別れました。
「甲子園、岡山商業が出たら応援するからね!」と言って。
彼は、翌日、学校でみんなに言ったでしょう。
「昨日、変なオッチャンに話しかけられてな~」

その翌日。
尾道へ発つ朝。
「五福通り」という通りを散歩しました。
レトロな雰囲気の通りで、「ALWAYS」や「とんび」など、映画やドラマの撮影によく使われています。
今年の6月には「魔女の宅急便」の撮影も行われたそうです。
「五福座」という看板の掛かった建物がありました。
前日から気になっていた建物でした。
ちょうど女性がいたので、思い切って声をかけ、中を見せてもらえないか頼んでみました。
女性は、快く案内してくれました。

五福座

レトロな雰囲気がたっぷりの可愛いらしいホール。
地元の演劇人が稽古で使ったり、国内外の音楽家がライブをしたり、マルセ太郎さんもいらしたことがあるそうです。
近くには芸術家や文化人が住んでいて、皆さんで色々な活動をしているそうです。
役者だと言うと、その女性はこう言いました。
「ここを訪ねたことで、これからきっと運に恵まれますよ。五福通りは、今、上り調子ですから!」

五福通り
五福座の前から見た五福通り。

西大寺駅まで、市民劇場の皆さんが、お見送りに来てくれました。
列車を待つ間、元中州にある公民館の話を聞きました。
「古い公民館ですが、何度も役所に要望を出して修繕しながら使ってるんです。この街には、皆さんを呼べる劇場が他にありません。あの公民館がなくなったら、我々市民劇場も解散するしかないんです」
本当に頭の下がる思いでした。

、山口県の周南市にいます。
今日は、旅公演の最終日。
連日の猛暑の中、30ステージの長丁場でしたが、無事に終えることが出来そうです。
市民劇場、演劇鑑賞会の皆さんに支えられ、励まされ、ここまでやって来られました。
感謝の気持ちで一杯です。

「親の顔が見たい」の旅は来年も続きます。
昴は、上り調子!





















  1. 2013/08/03(土) 11:31:31|
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