FC2ブログ

宮本充のきまぐれ週報2

パクリ

団昴の支持会員「すばる倶楽部」の皆さまとの、年に一度の交流会、「TheParty」、先日、盛況の内に終えました。
会員の皆さま、寒い中をどうも有難うございました!

パーティーの2週間ほど前に、劇団の姉崎公美さんから電話がありました。
「ちょっと相談があるんだけどさぁあ」
この語尾の「あ」が、上がる時は要注意。
頼みごとです。
イラストを描けとか、旅ブログプレゼントを手伝えとか。
姉崎さんは、何か企画を思いつくと、その実現に向かって、脅威の行動力で突き進みます。
その際、必ず周りを巻き込みます。
大抵、僕は巻き込まれます。
絵が描けるという理由で。
でも姉崎さん自身が、誰よりも働くヒトですから、文句は言えません。
今回の企画は、昨年の九州の旅の時に思いついたそうです。
駅のホームによくある、大きなパネルにご当地キャラクターの絵が描いてあって、後ろから顔を出すヤツ。
「去年ウチでやった『リア王』で、アレをやろうと思うの。最後の場面の、リア王がコーデリアを抱いているところなんか、イイんじゃないかしら!」
という訳で、顔出しパネルの企画がスタートしました。
担当は、姉崎さんと僕、そして新人の村松妙子ちゃん。
彼女は絵が得意だそうで、僕に代って、絵の担当。
ついに僕の後継者が現れた。(嬉しい…!)
僕は、パネルを作り、姉崎さんは額を作りました。
三人で、稽古場に何日も通い、出来あがったのがコレ。

パネル

大作です!
コーデリアが、妙子ちゃん。
絵は大変な評判となりました。

パネル廃棄

でも、パーティーが終ると、あっという間に廃棄処分…。

さて、パーティーのお知らせのチラシは、今回も僕が担当しました。

チラシ裏

チラシの裏にも小さなカット絵を描きました。
羊年なので、羊の絵。
これが気に入り、会場入口のウェルカムボードにも、羊を描くことにしました。

ウェルカムボード

ところが、自宅に置いてあったこの絵を見た下の息子が言いました。
「あ、羊のショーンだ!」
息子がいつも見ているテレビ番組(クレイアニメ)の羊の名前です。
確かに…ショーンに…似ている…!
全くのオリジナルのつもりで描いたのですが…気付かぬ内にパクっていたのです。
絵画は模倣から始まるというけど、ちょっとショックでした。
劇団内で、「絵が上手い!」と褒められ、「画伯」などと言われ、いい気になっていましたが、所詮、素人なんです…。
自分でよく分かってるんです。
ちょっと器用なだけで、描く絵は、どこかで見たことのあるような絵ばかりで、独創性がないんです。

これからは君の時代だ、妙子画伯!
スポンサーサイト



  1. 2015/02/25(水) 17:42:41|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0

試演会、終わる

30minマクベス」、無事に終わりました。
(3週間もたって今頃…すみません!)

3時間近くの舞台を30分でやってしまおうという無謀な試み。
これが意外と好評でした。
(ま、酷評というのは、なかなか当事者の耳には入ってこないもので…)

短縮版をやろうと思ったきっかけは、「30minハムレット」なるものがロンドンに存在するとの噂。
インターネットで調べると、確かにありました。
「ハムレット」以外にも、色々な戯曲の30分版が。
ただし、どれも、大勢の出演者が色々な役を演じ、早足で見せていく形式のもの。
こちらの出演者は多くてせいぜい4、5人。

そこで登場人物を大幅にカットしました。
マクベス、マクベス夫人、2人の魔女(本当は3人)の計4人。
魔女達には、マクダフ、ロス、ダンカン王の役を兼ねさせました。
マルコム、バンクォー、マクダフ夫人などの重要な役は全てカット。
場面もバッサバッサとカット。
特に、マクベスがダンカン王を暗殺した後は大幅にカットし、その分を魔女に歌わせました。

♪グラミスの領主は コーダの領主に
♪コーダの領主は スコットランドの王に
♪血で贖(あがな)いし王の冠 血にまみれし王の笏(しゃく)
♪その匂いはやがて国を覆い 大逆の噂、人の口の端(は)にのぼる
♪二度とお前に眠りは来ない 哀れマクベス今は暴君

生まれて初めての作詞・作曲。
(と言っても、原作の台詞から色々と借用してるのですが)
ついでにハモらせました。
まさか「マクベス」でハモるとは。

歌というのは便利ですね。
時間の経過を、数行の歌詞でサラッと説明できます。
「♪ そして、2年の月日が流れ去り~」みたいに。

そして、夫人の夢遊病の場面へと続き、その後はマクベスの独白。
そして一気にマクダフとの闘いの場面に持って行き、計29分。
シェイクスピア通に怒られそうです。
暴挙と言えるでしょう。
しかし、どうしても若手にシェイクスピアをやらせたかったのです。
自分達の身の丈に合った台詞ではなく、かなりハードルは高いが、シェイクスピアの名台詞を喋らせたかったのです。

僕でもいまだに四苦八苦するシェイクスピアの長台詞。
彼らにとっては、本当に大変だったと思います。
しかし、なかなか頑張ってくれました。
3日間(4ステージ)の短い期間でしたが、少しは成長してくれたのではないかと思います。
と言っても、入場料を頂戴するところまでは、まだまだですが。
彼らも、僕も、いい経験をしたと思います。
しかし、彼らには、試演会の後に大きな試練が待ち受けていました。

新人達が劇団員に昇格するためには、いくつかのステップを経なければなりません。
まず研修生として1年間。
その後、準劇団員として2年間。
それぞれのステップを上がる際に査定があります。
劇団員達が投票をし、その結果によっては、劇団を去らなければならない者も出て来るのです。
今回の試演会は、その査定の最後の場でもありました。

試演会の数日後に査定がありました。
数名の若手が劇団を去ることになりました。
そして、残った者も2年後にまた査定があるのです。

僕は今、査定を担当する委員のひとりです。
僕も、駆け出しの頃に、査定で落とされた経験があります。
落とされた人達の気持ちはよく分かります。
全員、残してやれればとも思います。
しかし、それが彼らにとって必ずしも良い結果になるとは限りません。
昴にいても、チャンスはないと我々が判断し、新たなスタートを切らせてやった方が良いと考えたのです。
彼らが新しい場所で、彼らを必要としてくれる人達と出会うことを願っています。

僕自身がそうでしたから。

  1. 2015/02/09(月) 02:19:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0