FC2ブログ

宮本充のきまぐれ週報2

上手下手

台には「上手」と「下手」があります。
客席から見て右側が「上手」、左側が「下手」です。
前にも書いたかもしれませんが、駆け出しの頃、先生にこう教わりました。

舞台の右側と左側では、客席から見た時の印象が違う。
右側は左側よりステータスが上になる。
時代劇では親分や家の主人は右側に座る。
子分や客は左側に座る。
建物の入口は必ず下手側にある。
だから「上手」と「下手」という。
登退場も、上手から出るのと下手から出るのでは、観客の受けるイメージが違う。
二人が並んで立った場合は、基本的にステータスが上の者が上手側に立つ。

へえ~、上手と下手では違うんだ~!と、その時は驚きました。
でも、洋モノの芝居では入口が上手側にあることも…
ていうか、上手側にある時の方が多いような…
日本人と外国人では感覚が違うのか?

ちなみに、外国では「右手」「左手」というそうです。
客席から見てか、舞台から見てかは…忘れました。

か月前、六本木の俳優座劇場で上演した「アルジャーノンに花束を」は場面転換のとても多い舞台でした。
僕も12シーンに登場しました。
出ては引っ込み、「さて次はどの場面?どこから登場する?」と分からなくなったら困るので、自分の登退場を紙に書いて楽屋の自分の鏡の前(化粧前)に貼ることにしました。

そのことをポストショートークで話したところ、共演者たちに非常にうけ、その紙を見に、僕の化粧前に次々にやって来ました。
なぜ、そんなにうけたかというと、

登退場表

これがその紙。
捨てないでとっておいたのです。(いつかブログで書こうと)
ピンクのラインマーカーをひいてあるのが僕の出る場面。
最初に発する台詞を記してあります。
「向こう」「手前」とあるのは、「上手」「下手」のこと。

俳優座劇場は舞台の下手側に楽屋があります。
下手から登場する場合は、楽屋からまっすぐ出て行けばいいのですが、上手から登場する場合は、階段を下りて舞台の向こう側に回らなければなりません。
だから、下手を「手前」、上手を「向こう」と書いたのです。
なぜ「上手」「下手」と書かなかったというと…僕はいまだに舞台の上手と下手が分からなくなることがよくあるのです。
稽古中でも、演出家に「上手に動いて」と言われて、ウロウロすることがよくあります。
舞台の最中に分からなくなっては困るので、「手前」と「向こう」と書いたのです。
それが共演者たちには驚きだそうで、化粧前のこの紙を見ながら、「え~!充さん、上手下手が分からないんですか~!」と、写メを撮って帰る者も。

僕は方向感覚はいいんです。
街中で道に迷うようなことは絶対ありません。

でも舞台では…色々と迷うことが多いのです。

スポンサーサイト



  1. 2017/09/25(月) 11:20:22|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0

先行稽古 1

日前、稽古がありました。
正式な稽古開始に先立っての先行稽古。
先行稽古というものを最近よくやるようになりました。
演出家と役者が集まり、読み合わせをし、お互いの声を聞き、演出家の作品解釈などを聞き、自分なりの役作りのヒントを得て、稽古顔合わせまでの数週間、自分の中で色々なものを熟成させます。
これがとても良いのです。
なんで昔からやらなかったのか!

ポーランドの人形遣い(先行稽古)


右から、牛山茂、中西陽介、一柳みる、演出の村田元史、そして僕。
出演者はたった4人。

「ポーランドの人形遣い」
劇団昴の根城「Pit 昴」にて、11月9日(木)から11月26日(日)まで上演いたします。
皆さま、是非是非ご来場下さいませ!

すみません、現在、昴サード公演「幻の国」を上演中のため、劇団HPにまだ告知されていません。
代わりに僕がチラシだけ。
「先行稽古2」をご覧ください。
  1. 2017/09/17(日) 14:55:26|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0

先行稽古 2

ポーランド(チラシ)

念のため、僕は人形の役ではありません。
(でも似てる!)
  1. 2017/09/17(日) 14:50:41|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0

あっという間

浴衣


年は夏バテにならずに乗り切りました!
8月後半から涼しい日が続いて、厳しい残暑もほとんどなく、本当に過ごしやすい夏でした。
毎年、こうだったらいいのに。
でも、野菜や果物や、そのほか色々なところで困ることがあるんだろうな。
僕としては、野菜が少々高くなっても、涼しい方がいいのですが…。
いや、こういうことは言っちゃいけない。

日、9月9日。
アニメ「ビッグオー」のオールナイト上映会がありました。
新宿歌舞伎町のTOHOシネマズホールで、夜の11時から朝の5過ぎまで、第1シーズンの13作を一挙上映。
20年近く前に、「マジンガーZ」を見て育った僕が初めて(最初で最後)貰ったロボットものの主役です。
今見ても斬新!
毎回、大物声優さんをゲストに招き、緊張しつつも本当に楽しい仕事でした。

上映前の舞台挨拶の時にサプライズが。
バースデーケーキがステージ上に。
8日は僕の誕生日だったのです。
こういうサプライズは、前もって打ち合わせされているのだろうと思ってたら、本当にサプライズなんですね。
会場のお客様に「ハッピーバースデー♪」を歌って貰い、ロウソクを吹き消しました。
もういい歳なんだけど。
照れくさいような…
でもやっぱり嬉しいです!

お客様と一緒に、朝まで全作品を見ました。
自分の声を聞きながら、一番感じたことは、
「ああ、20年って、あっという間…」

早朝の電車で帰り、シャワーを浴びて寝て、夕方に起きて、貰ったケーキを食べて、今、ブログを書いています。

が今でも時々こう言います。
まるで、ついこの間のことのように。
「アンタを大森の病院で産んだ時は病院に冷房がなくてな~、ホンマに暑うて暑うて大変やったわ~」
もうすぐ、その時の母の年齢の3倍になります。

ああ~、あっという間。

  1. 2017/09/11(月) 00:02:27|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0