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宮本充のきまぐれ週報2

40年前の僕

日(土)、泉陽高校の同窓会に行ってきました。
当日の朝、新横浜駅から新幹線に乗って。
駅で自由席の切符を買って。
新幹線はいつも自由席。
たいていは座れます。
ところが、その日は三連休の初日。(役者は曜日の感覚に乏しい)
「のぞみ」のホームは凄い行列。
ふと、向かいのホームに停まっている列車を見ると、自由席はガラガラ。
思わず飛び乗り、列車が動き出した直後に「こだま」であることが判明。
このまま行くと同窓会に間に合わない!
小田原駅で降りて、次の「ひかり」を待つことに。
しかし、小田原駅のホームも長蛇の列。
結局、名古屋駅まで「ひかり」車両のドア付近の床に座り、高校の卒業アルバムを見て過ごしました。(名古屋駅からは、無事、席を確保)
新大阪駅から在来線に乗り換え、環状線の桜ノ宮駅で下車。
会場の帝国ホテルには何とか間に合いました。

40年振りにあう同級生達。
やはり記憶と顔が一致しません。
向こうもそうみたいで、僕が首からぶら下げている名札を見て、「お~、宮本か~、大きなったな~、前はこんなんやったやんか~!」
と自分の手の平を水平にして、小学生くらいの背丈にかざします。
大阪人特有のディフォルメもあるのですが、実際、僕は高校2年まで本当に小さかったのです。
だから、3年生の僕を覚えていない人は本当にびっくりするようです。

前回のブログで書きましたが、当時の僕は、友達もあまりいなくて、暗~い高校生でした。
夢中になるものもなく、青春時代の貴重な時間を随分無駄にしていたような気がします。
「どん底」の男爵の台詞にありますが、「霧の中にいたような」感じで、自分が何をしようとしていたのか、何をしていたのか、はっきりと思い出せないくらいです。

今回、とても良かったのは、同窓生達が当時の僕をどう見ていたのかを聞くことで、自分がどんな人間だったのか、少し知ることができたことです。
「学校の帰りに、一度、宮本を『遊びに行けへんか』て誘ったことあったんやけど、『今日はちょっと』言うて、自転車でピュ~って帰ってったで」
「孤高の人やったわ」
「飄々としとったな~」
など。
「孤高」というと聞こえはいいけど、「一体何を考えているのかよく分からなかった」ということでしょう。
自分でも自分のことがよく分かっていなかったのではないかと思います。
「僕はこんなことでいいのか」と、いつも何かに急かされたような気持ちになりながらも、結局は無為に過ごしていたのだと思います。

40年振りに仲間に会えたことで、40年前の自分に会えたような気がします。
懐かしく、楽しく、ちょっと切ない、ひと時でした。

帰りの新幹線はもちろん指定席で。


同窓会2

2次会のスナップ。
右は、音楽界で活躍している澤近泰輔くん。
彼は、高校時代から有名人でした。
お互いの自宅が意外と近いことが判明。
共通のお店もあり、ひょっとしたら、今までに会っているかも…。
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  1. 2016/10/14(金) 00:59:03|
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